決定版!サイパン旅行で訪れたいおすすめ観光スポット16選
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サイパンには、美しい海と白い砂浜の「マニャガハ島」、島全体が一望できる「タポチョ山」、日本統治時代の史跡や太平洋戦争の戦跡、サイパン最大・最古の教会「マントカーメル大聖堂」など、さまざまな観光スポットがあります。
今回は、サイパン旅行の際にはぜひ足を運びたい、おすすめ・定番の観光スポットをエリア別にご紹介します!
<目次>
定番観光スポットのマニャガハ島
白い砂浜と透明度の高い海が広がり、マリンスポーツやアトラクションが体験できます。現在島内には売店、更衣室、トイレ、シャワーなどの設備を完備。
周囲1.5kmほどの小さな島なので、歩いて15分ほどで島内を1周でき、太平洋戦争中に使用されていた日本軍の大砲やトーチカなどの「軍艦島」と呼ばれていた頃の面影を見ることができます。
島内の全域が国定海中公園に指定されていて、自然保護のためのルールがあります。入島時には入島税(10ドル)が徴集され、自然保護のための維持費として充てられます。
島での宿泊は禁止されていて、環境保全のため、水上オートバイの使用や魚釣りも禁止されています。
歴史的な場所が多いサイパン北部
”Saipan”サイン
写真映えするスポットです。Saipanの「i」の文字は歴史的遺跡のタガストーンがモチーフで、これは北マリアナ諸島の国旗のデザインにもなっています。
タガストーンや国旗のデザインは車のナンバープレートにも使用されています。
グロット
サイパン島北部から東海岸にかけて海蝕段丘の断崖絶壁が続き、そこには多くの海食洞が散在しています。その中でもっとも大きいのがグロットとなります。展望台から100段の階段を下りると真っ青な海が見えます。
水中では3か所の横穴が外洋と繋がって、外洋から差し込む光が洞窟内の海水面に反射して、神秘的な青い光で洞窟全体が青く染まります。洞窟内の水深は22mでアーチ型のドーム天井になっていて、ダイビングの有名なポイントで、またシュノーケリングツアーも人気があります。
バンザイクリフ(プンタン・サバネタ)
サイパン島で一番北端にあるこの岬は、日本に一番近い場所であり、太平洋戦争で多くの犠牲者が出た場所です。
“生きて帰っては祖国の恥・生きてアメリカ軍の捕虜になるくらいなら自決せよ”という当時の国の教え(戦陣訓)を守った人々は、自ら命を絶つことを選び、高さ約80mの断崖から両手を掲げ「天皇陛下バンザイ」と叫びながら身を投じていきました。その姿を見ていたアメリカ軍は制止する事ができなかったと言われていて、この光景を見たアメリカ軍によりサバネタ岬は通称、『バンザイクリフ』と名付けられました。
ラスト・コマンド・ポスト(最後の司令部跡)
実際に大日本帝国陸海軍がサイパン戦争中に使用した戦車や大砲などが展示されています。ジャングルで小回りが利くようにと軽く・小さい戦車となっていて、鉄板の厚さが12mm・重さ7.4トンで定員は3名。
エンジンは、現在の三菱重工が製造、タイヤは明治ゴム、また横浜タイヤが製造したものです。当時は深緑色でしたが、2005年天皇皇后両陛下ご来島の年に迷彩色に塗り替えられ、その後、現在の灰色に塗り替えられています。
歴史を肌で感じることができる貴重な史跡なので、ぜひ一度足を運んでみてはいかがでしょうか。
バードアイランド展望台(イスレタ・マイゴ・ファハン)
サイパン島の東側に位置していて、沖合約50m・高さ約46m・直径約100mの石灰岩でできた無人島で、北マリアナ政府により自然保護区に指定されています。
たくさんの海鳥たちが巣を作って生活をしているために“バードアイランド”と呼ばれるようになりました。現在は鳥の数が減ってしまいましたが、朝夕の涼しい時間に海鳥たちが飛び回っている姿を見ることができます。
日本統治時代、月見の名所だったことから、日本名で『月見島』とも呼ばれていました。
サイパンの絶景ポイントのひとつなので、記念撮影をするならここがおすすめです。
ゆっくりと流れる時間やさわやかな風を是非楽しんでください。
繁華街ガラパン地区があるサイパン中部
マイクロビーチ
ガラパンのホテルの前に広がるサイパンを代表するビーチです。約1kmにわたる純白のビーチには、ぽっかりと浮かぶマニャガハ島が見え、朝から夕方までに7回も海の色が変わると言われています。夕方にはきれいなサンセットが見られることでも知られています。
アメリカンメモリアルパーク
1994年に太平洋戦争終結50周年を記念して建設された広大な公園。ガラパンの中心、マイクロビーチ沿いに位置し、休日は地元の人々の憩いの場として親しまれているアメリカ国立公園のひとつです。園内にはビジターセンター(資料館)があり、第2次世界大戦の歴史的な資料や写真が展示されています(現在は火、金、土のみOpen)。
園内に緑の美しい芝生が広がり、遊歩道では朝や夕方、散歩やジョギングをしている地元の方をたくさん見かけます。
シュガーキングパーク(砂糖王公園)
日本統治時代に『彩帆(サイパン)公園』と呼ばれていた場所で、園内には日本統治時代にサトウキビ栽培と製糖業に貢献した砂糖王・松江春次の像があり、当時サトウキビの運搬に使用していた蒸気機関車が展示されています。
園内奥には1985年(昭和60年)建立の『彩帆香取神社』があります。
<彩帆香取神社>
第一次世界大戦後、ドイツから北マリアナ諸島の引渡しを受けるために戦艦香取がサイパン島へ入港、船内の神を祀った『香取神社』、その後、1931年(昭和6年)サイパン島経済発展、人口増に伴い神社を大きく増築し、『彩帆神社』としました。
太平洋戦争の戦火でほぼ全てが焼け落ち、破壊されてしまいましたが、昭和60年(1985年)11月19日、日本の香取神社連合会などの手により神社は再建され「彩帆香取神社」と命名されました。
北マリアナ博物館
日本統治時代の日本病院跡に作られた博物館。スペインの難破船「コンセプシオン号」から引き揚げられた金や陶磁器などの積み荷や、ドイツ統治時代、日本統治時代の生活様式を知ることができる資料などが常設で展示されています。
タポチョ山
山頂には展望台があり、サイパン島の全景の美しい海岸線や広大な熱帯林が広がる渓谷など360度見渡せます。その美しい景観は、サイパンの観光名所の一つで、ここからテニアン島も望めます。頂上には両腕を広げた形のキリスト像が立っていて、このキリスト像はサイパンのシンボルとなっています。
日本統治時代には、四国八十八箇所を模した「サイパン八十八箇所」の札所が山頂から麓のチャランカノアまでの登山道に建立され、彼岸の日には多くの人が巡礼したそうです。現在でも一部の石仏が現存しています。
聖母マリアの祠
太平洋戦争後に生き長らえたことを神に感謝するために、地元の方がマリア像を設置しました。良質の水に恵まれないサイパンですが、この地には井戸水があり、奇跡を起こした聖水として伝えられています。毎年2月中旬にはこの地区で祭礼が催されています。祠の左側には広い洞窟があり、戦時中には野戦病院として使われていたそうです。
オールドマン・バイ・ザ・シー
東海岸のプロフィール・ビーチにある、海を見つめる老人の顔の形をした岩です。不思議な形をしているこの岩には精霊が宿っている、との言い伝えも残ります。
禁断の島
サイパンの南東部にある小さな島で、政府によって自然保護区に指定され手厚く環境保護されています。トレッキングツアーとして人気のポイントで、伝説は色々と残されていますが、先住民のチャモロ人たちにとっては聖域とされていた場所です。
サイパン最大の教会がある南部
マウント・カーメル大聖堂
サイパン最大のカトリック教会。スペイン統治時代に建立された大聖堂は太平洋戦争で倒壊され、1949年に再建されました。
日本統治時代には教会の裏側に、サトウキビ製糖工場があり、豊作を願う神社がありました。現在は墓地となっていますが、当時の灯篭や鳥居がそのまま残されています。
旧日本軍爆弾庫跡
サイパン国際空港近くに旧日本軍弾薬庫跡があります。日本統治時代はアスリート飛行場という名で使用されていたので、援兵壕など、数々の当時の建物がそのままの状態で残されています。
弾薬庫は分厚いコンクリートで造られ、中には砲弾を運ぶレールなども残されています。サイパン陥落後は、日本本土空襲用の米軍の弾薬庫として、B29用の爆弾が格納されていました。
サイパン島内観光のオプショナルツアー
ここまで挙げた観光地を効率的に巡るには、島内観光のオプショナルツアーがおすすめ!
完全貸切のチャーター利用や日本人のベテランガイドが案内してくれるツアーもあるので、より深くサイパンを知ることができますよ。
まとめ
いかがでしたか?
観光・戦跡巡りツアー(オプショナルツアー)やトレッキングツアーに参加すれば、今回ご紹介したスポットを効率良くまわることができます。その他の場所へはレンタカーやタクシーでのアクセスが基本となります。
サイパン観光の際は、ツアーへの参加をぜひ検討してみてくださいね!